人間は何も学ばない

「雨が降ったら傘さして 傘がなければ濡れてゆく そんな人生がちょうどいい」

名古屋の営業は一番難しいらしい・・・

私は以前勤めてた会社でバイヤーをやっていたことがあります。
バイヤー・・・買い付け人・購買・資材部・・・いろいろ呼び方ありますけどね。
簡単に言うと「営業」の反対です。

 
会社は電子・電気関係でしたので、それなりの営業マンがやって来ます。
一日に何十人もの営業マンとコスト・値段の交渉です。
1個何銭のモノから何十億円のモノまであります。

 
普通、営業マンは会社のグレードによって担当が決まります。
ウチはそれなりの会社でしたので、支店長や部長クラスがやって来ました。
段々慣れてくると愚痴なんかも聞かされます・・・
よく聞いた話で印象に残っているのは次の話です。

 
支店長や部長クラスが来ることは話しましたが、
その人達は、やがて会社(本社)のトップクラスになるエリートです。
その為の修行の意味でも、いろいろな部署や支店をローテーションするのです。
最終的には本社の幹部です。東京本社が多いですけどね。

 
東京、大阪、名古屋・・・いろいろな都市で営業の経験を重ねます。
この中で「名古屋」が一番営業が難しいと口をそろえてグチります。

 
関東・東京の人は、あまり値切らないそうです。
(どうも値切るのは恥だと思っている感じです・・・)

 
関西・大阪の人は、必ず値切りますけど限度をわきまえているそうです。
(商人の街だけあって駆け引きのコツを知り尽くしています・・・)

  
そして名古屋の人は、値切り倒すそうです・・・
「原価割れ」しても値切るそうです・・・
材料単価の写しを見せられても・・・「そんなの関係ねぇ!」です・・・
「勘弁して下さい、ウチ赤字です・・・」と言われても
(∩゚д゚)アーアーきこえなーい・・・です。

   
あっ!俺もやってたかなぁ???(^ー^;)♪アセアセ・・・
でもウチの部長は「鬼の○○」と呼ばれてましたが、
私は「仏のVEGA」と呼ばれてました・・・これホントです。
ただ小心者だっただけの話ですがw・・・
  
でも、これもコストダウンの作戦なんですw
「鬼の部長」(京都出身で、なぜか値切る時は関西弁になるw)が、破格のコストダウンを迫る。
無理なのは承知の上w
すると営業の人は、私の所に泣きついてくる。
私が、妥当なギリギリの値段で間に入って交渉をまとめる。
めでたし、めでたし・・・
  
名古屋で営業をされる方は、この手に乗らないように気をつけて下さいねw