今週 新聞を読んでいたら興味深い本の紹介がありました。
「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」 長尾 和宏×丸尾 多重子:著
この本の表紙の
「なぜ、歩いて施設に入所したのに たった数ヶ月で寝たきりになるの?」
この部分にすごく共感を覚えました。
これらは、今まで私が このブログで取り上げてきた内容に近いものがあります。
介護サービス事業者、介護施設の問題
ケアマネージャー、介護士・ヘルパーの問題
これらは選択を一歩間違えると最悪な事態を引き起こします。
この本は、まさに その部分に警告を発しております。
これは介護施設に限らず、病院にも当てはまるはず。
それ程ひどくなかった症状で入院したのに、 2,3ヶ月経ったら声は出ない、起き上がれない、看護師からはボケが出始めてると言われる。
信じられない・・・、そして3ヶ月経ったら出て行ってくれの一言
表紙を見るとニワトリの写真が目を引きますが、ブロイラーと介護施設を皮肉っているのでしょう。
人間は狭いゲージに押し込められたブロイラーのニワトリではありません。
大切な家族を守るためにも一読をお勧めします。
いずれ自分自身にもふりかかってくる問題でもあるのです。
あなたは、何を基準に介護施設を選びますか? 料金? 環境? キレイなところ? 素敵な料理? 家族を入れる前に、あなたが入る前に、絶対に読むべき本。介護施設の選び方、教えます!
認知症医療と介護の最新事情がまるわかり! あなたや家族が穏やかな老後を過ごすためのアドバイスが満載!! 介護中の人や介護職の人も、読めば前向きになれる!! 医療・介護現場の問題点を、長尾和宏医師と関西介護界のゴッドマザー・丸尾多重子が、立場を越えてぶっちゃける!!
介護施設が寝たきりを作っている? ボケを悪化させているのは医者? ケアマネの言う通りにしていたら大変な目に? 知っておかないとヤバい驚愕のエピソードが満載!!
認知症高齢者は推定462万人、予備軍を含めて800万人! 核家族社会や「介護保険制度」がもたらしたものとは? 団塊の世代が高齢者になり、医療も介護も供給が追いつかなくなる2025年問題(超高齢化社会、大認知症時代の到来)に向けて、知っておくべきことが満載の1冊!
<もくじ>
第1章●そして気がついたら、介護でボロボロになっていた…
第2章●許さへん! 老人ホームは魚屋か!?
第3章●ボケたじいさんが暴れるのには、理由がある!
第4章●徘徊老人を見つけただけで、警察に通報してどうするの?
第5章●これぞ日本の悲劇!? …ボケた親を看取れない子どもたち
第6章●勘違いしたケアマネさんが、ボケを早めることもある!?
第7章●ケアマネさんを一旦疑ってこそ、信頼が築ける。それが人間やん
第8章●ちょっと待って! その施設選びが命取り
第9章●最期まで家で看たいけど…世間がそれを許さない!?
第10章●ああ無情。家族が賢くならなければって言うけど、どうすりゃいいの?
第11章●ばあちゃん、じいちゃんをブロイラーでなく地鶏にしよう!放牧介護のすすめ
コラム1●「認知症でもリビングウイルは可能か? 可能とすればどこまで?」
コラム2●「介護施設で、平穏死できるの?」
マンガ●「困った症状への対応」
「こんな介護施設には気をつけよう!」チェックリスト
長尾 和宏(ながお・かずひろ) 1984年東京医科大学卒業、大阪大学第二内科に入局。1995年兵庫県尼崎市で開業。複数医師による年中無休の外来診療と在宅医療に従事。長尾クリニック院長。医学博士、日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、東京医科大学客員教授。『胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?「平穏死」10の条件』『あなたの治療、延命ですか? 縮命ですか? 抗がん剤 10の「やめどき」』(小社刊)など著書多数。 【長尾クリニック】http://www.nagaoclinic.or.jp/
丸尾 多重子(まるお・たえこ) 大阪市生まれ。4年間OLをした後、調理師免許を取得。15年間東京で食関係の仕事に就く。帰阪後10年間で母、兄、父を在宅介護。ヘルパー1級取得の実習で介護現場の実態を知った憤りから、2004年3月兵庫県西宮市に<つどい場さくらちゃん>を設立。2007年4月NPO化。2008年、現在の一軒家に移設。高齢者はもちろん、介護者や介護従事者らの交流の場を提供し、悩みを分かち合ったりすることで介護者の孤立を防いでいる。愛称「まるちゃん」。 【つどい場さくらちゃん】 http://www.tsudoiba-sakurachan.com/