人間は何も学ばない

「雨が降ったら傘さして 傘がなければ濡れてゆく そんな人生がちょうどいい」

人間は何も学ばない

「人類は何も学ばない」 

Front Mission 3(フロントミッション サード)

「人類は歴史から(過去から)何も学ばない」 

Albert Einstein(アルベルト・アインシュタイン


あの天災・人災から3年経った。

 

ひとは、あの日の出来事から何を学びとったのだろう。

 

ここ一年を振り返ってみても 想定外の天災・人災は数知れず。

 

今も続く余震、台風、大雪・・・

 

フィリピンを襲った超大型の台風30号(ハイエン)では日本の対応に苛立ちを感じた。

 

日本政府にもマスコミにも。同じ台風大国なのに・・・

 

救助の状況も被害の状況も全然伝わって来なかった。

 

東日本大震災の時にも海外では同じような扱いであったのだろうか。

 

もし、そうであれば虚しい・・・

その時 東日本大震災の教訓は過去のモノになりつつあるのを感じとった。


 

私でも、あの大震災の記憶が日に日に日常に紛れて 緊張感が薄らいでいる。 

 

「忘れる」という人間の記憶のメカニズムは仕方がない。

 

「忘れてはいけない」ことがあることは重々わかっている。

 

しかし「忘れる」という機能がないと余程の徳のある人物でない限り

私みたいな凡人は、苦しい、愚かな過去をズルズルと引きずって生きていくのは辛く難しい。

 

「人間は何も学ばない」というのは、皮肉にも「人間は何も学べない」と言えるのかもしれない。

 

また同じ過ちを犯すかもしれない。

 

人類が生存するかぎり・・・

 

どうすればいい・・・

 



ただ「深い悲しみ・苦しみ」を引きずっている人には「忘れる」という行為で救われるのも事実だ。