人間は何も学ばない

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自動ブレーキの盲点、被害軽減ブレーキは一部を除きステアリングを切ってるとキャンセルされる設計

 

 


これは意外と知られていない盲点です。
 
自動ブレーキが普及してきていますが、

背景には「ブレーキ」と「アクセル」の踏み間違いによる事故が多発しているからです。
 
しかしながら事故の問題点を分析せずに 

単に「自動ブレーキ」装備という発想は矛盾を感じます。
 
問題点が何かあるはずです。
 
MT(マニュアル)から AT(オートマチック)に普及拡大してから数十年
 
AT限定の免許も それに準じます。
 
ですからそれは問題とは違うはず。
 
何か変化があったはずです。
 
「カーナビ」?「スマートフォン」?「ドライバーの高齢化」?

いずれにしても問題点を探ることが重要と思われます。
 
暫定対策として「自動ブレーキ」はいいかもしれませんが

恒久対策にはなりません。
 
特に「自動ブレーキ」を過信してしまうと更なる危機があるかもしれません。
 
「被害軽減ブレーキは一部を除きステアリングを切ってるとキャンセルされる設計」
 
これはドライバーが回避行動を取ってるってクルマが判断するからだそうです。
 

これについてレポートがあります。参考にしてください。

事故は絶対に減らしていくべきですから。



恐怖!今の車検じゃ全然足りない!? 自動運転時代の新メンテリスク

2017.11.8 レポート:小沢 コージ

https://carview.yahoo.co.jp/article/column/20171107-20103435-carview/

事故車や中古車の自動ブレーキは大丈夫なのか?


ある車検整備のベテランに話を聞いて目からウロコが落ちましたわ。「小沢さん、例の不祥事もそうだけど今の税金を取るためにやってるような車検制度なんて意味ないですよ。時代に追い付いてない。自動運転どころか、自動ブレーキすらマトモに効かなくなる可能性がありますから」。一瞬どういうこと? と思いましたが聞いて納得。それは今の被害軽減ブレーキのシステムを考えてみればわかります。

「今の自動ブレーキってだいたいがドライバーがステアリングを切ってると効かなくなるじゃないですか。ドライバーが回避行動を取ってるってクルマが判断するから。でも、もしもクルマがフレーム修正レベルの事故起こしてそのままだったらどうします? あるいはいろんな理由で足回りのアライメントが大きく狂っていたら? つまり自分では真っ直ぐ走ってるつもりでも、無意識に修正舵を切ってる場合がある。そういうクルマは、自動ブレーキが効くはずのシーンで効かなくなるんです。信用してる分逆にあぶないし、“なんで効かないんだ”って訴訟にもなり得ます」。

そうなんです。今の被害軽減ブレーキは一部を除きステアリングを切ってるとキャンセルされる設計になってます。もしもクルマがちょっとした衝突事故を起こしたとして「一応走るから」ってそのまま走り続けた場合、フレーム等が曲がって真っ直ぐ走らないことも考えられ、そういう場合は被害軽減ブレーキが正しく働かなくなる場合があるんです。あるいは知らぬ間に事故歴のある中古車を買ってしまい、自動ブレーキが付いているから大丈夫と思ってたら働かないことも。

「事故車すべてがダメなんじゃありません。事故車はどこまでフレーム修正機でちゃんと直してあるのか? フロントガラスを交換したとして車内から外を見るカメラはちゃんと正確に働いているのか? いろいろ確かめるべきなんですよ。本当の意味の“車検”で」。

ハイテク時代に合った自動車整備が必要に


今後クルマは間違いなく高度に自動化していきます。被害軽減ブレーキにオートステアリングにオートヘッドライト。自動でブレーキを踏んでくれるだけでなく、ステアリングを切ったり、アクセルを踏んだりしてくれる。それらはすべてハードが正常に保たれているという前提でのみ正確に作動するもので、1~2年ごとに光軸見てアライメント見てマフラーにセンサー入れて排ガス見てるレベルじゃ全然確かめられない。もっと言うとカメラの距離測定能力やレーザー出力やEVだったら電池劣化をみるのもアリ。

「フランスなんかじゃ事故を起こした時に損傷レベルによって警察がその場でナンバーを外して運行できなくします。でも日本の警察はそういうことまでやらないんです」。

加えて今後はクルマがスマホのようにアップデートしていくこともあり得ます。となると動きの遅い国に任せっきりではなく、メーカー連合で検査を民間委託にして常時レベルアップできる体制にするのもいいのかもしれない。

ハイテクセンサー&カメラだらけのクルマを正確に導くための新時代の自動車整備の必要性。それがますます高まってるんですよ。